取扱事例概況

このページでは直近10年余りに依頼を受けて終了した事例(成功・失敗含む)の概況を紹介します

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目次

取扱事件(実際に依頼を受けた事件)の事案の概況(終了事例のみ)

取扱件数・依頼者数等

直近10年余りの取扱件数27件
なお、相談件数は、特に集計していませんが、依頼事件数の3倍以上と思われます
依頼者1名のみで依頼24件89%
依頼者2名以上で依頼3件11%
機動性、密行性、回収率等の観点から、依頼者1名(~少人数)の依頼をお勧めしています
依頼者2名以上からの依頼は、主張や証拠の補強に有利ですが、通常、値引き等はしていません
相手方1名のみへ請求10件37%
相手方2名以上へ請求17件63%
回収可能性等の観点から、依頼者1名で2名以上の相手方へ請求することは、めずらしくありません
相手方2名以上の依頼は、時間や労力が増えますが、通常、弁護士費用の割増等はしていません

年別・取扱事件事案概況

依頼年取扱件数件数割合主な詐欺的な投資商法平均被害金額
2009年1件4%ファンド・預託450万円
2010年0件0%
2011年0件0%
2012年2件7%CO2排出権取引 等275万円
2013年4件15%CO2排出権取引 等663万円
2014年2件7%未公開株式・未公開社債1025万円
2015年2件7%ファンド・預託 等425万円
2016年1件4%ファンド・預託 等280万円
2017年6件22%事業譲渡仲介 等833万円
2018年1件4%ファンド・預託2020万円
2019年2件7%ファンド・預託 等980万円
2020年0件0%
2021年3件11%国際ロマンス詐欺 等287万円
2022年3件11%ファンド・預託 等1287万円
事案・回収可能性・費用対効果等に関する弁護士の見通し、見通しに関する依頼者の許容度等を勘案して、依頼をお受けしています
また、依頼1件に係る弁護士の時間や労力も相応のものとなります
そのため、1年あたり2~3件程度となることが多いです

詐欺的な投資商法別の概況

詐欺的な投資商法件数件数割合主な被害時期平均被害金額
未公開株式・未公開社債2件7%2011年~2018年300万円
ファンド・預託10件37%2007年~2022年852万円
CO2排出権取引3件11%2011年~2012年987万円
不動産仲介・原野商法2件7%2011年~2013年345万円
事業譲渡仲介1件4%2016年700万円
国際ロマンス詐欺2件7%2021年1775万円
副業商法・資格商法2件7%2016年~2017年465万円
その他(パチンコ必勝等)5件19%2007年~2016年516万円
ファンド商法・預託商法(事業や資産に投資すれば利益が得られると謳う)の依頼が多い傾向にあります

依頼1件毎の被害金額

100万円未満1件4%
100万円以上 300万円未満7件26%
300万円以上 500万円未満4件15%
500万円以上 1000万円未満9件33%
1000万円以上 3000万円未満5件19%
3000万円以上 5000万円未満1件4%
5000万円以上0件0%
実際に依頼される事案は500万円以上 1000万円未満が3分の1を占めます

取扱事件の結果の概況(成功・失敗含む)

依頼1件毎の回収金額

0円8件30%
1万円以上 100万円未満7件26%
100万円以上 300万円未満8件30%
300万円以上 500万円未満0件0%
500万円以上 1000万円未満2件7%
1000万円以上 3000万円未満2件7%
3000万円以上0件0%
まとまった金額を回収することは簡単ではありません

依頼1件毎の回収割合(非開示)

依頼1件毎の回収割合については、1円も回収できなかったものから、弁護士費用程度は回収できたもの(依頼前と依頼後で全体的な損得が変わらなかったもの)、被害金額の大半を回収できたもの、被害金額全額に加えて弁護士費用相当額や遅延損害金まで回収できたものまで、本当に様々です

弁護士等の業務広告に関する規程・第4条 関係

「弁護士等は、次に掲げる事項を表示した広告をすることができない

1 訴訟の勝訴率」

注・依頼1件毎の回収割合を表示することが当然に「訴訟の勝訴率」を表示したことになるかどうかは不明ですし、被害者が弁護士へ相談・依頼するにあたって関心の高い事項だと思いますから、私としても皆さまへ被害回復が容易ではないことを説明するために具体的な回収割合を開示したいところですが、念のため、表示を控えます

依頼から終了までの期間

期間件数件数割合平均回収金額
1年未満6件22%100万円
1年以上 2年未満9件33%197万円
2年以上 3年未満6件22%93万円
3年以上 4年未満3件11%143万円
4年以上 5年未満1件4%0円
5年以上 6年未満1件4%1260万円
6年以上 7年未満1件4%790万円
7年以上0件0%
2列目以降は1列目の期間に対する数値です
高額回収には一定程度の期間が必要となる傾向にあります
平均回収金額は母数がすくないため参考です

被害認識から相談開始まで

期間件数件数割合平均回収金額
1年未満18件67%276万円
1年以上 2年未満4件15%63万円
2年以上 3年未満3件11%33万円
3年以上 4年未満1件4%0円
4年以上1件4%90万円
2列目以降は1列目の期間に対する数値です
早期依頼が回収金額や回数率に結びつく傾向にあります
平均回収金額は母数がすくないため参考です

やはり被害を認識してから早期に相談を開始することが重要だとわかります

じっくり考えて納得したうえで依頼していただきたい反面、じっくり考える時間を取りすぎると、加害者が資産を隠滅したり逃走したりして、被害回復をすることが難しくなることも事実です

依頼するかどうかは別と考えて、被害を認識したらまずは相談することが重要でしょう

被害回復のための手法

主な被害回復のための手法件数件数割合平均回収金額
交渉のみ5件19%69万円
交渉・訴訟3件11%33万円
交渉・訴訟・差押10件37%323万円
交渉・訴訟・仮差押6件22%282万円
刑事告訴のみ3件11%17万円
2列目以降は1列目の解決手法に対する数値です
高額回収には一定程度の手法が必要となる傾向にあります
平均回収金額は母数がすくないため参考

回収対象資産

主な回収対象資産件数件数割合平均回収金額
預金9件33%224万円
不動産3件11%850万円
保険解約返戻金1件4%90万円
宅建業保証金1件4%60万円
売掛金1件4%160万円
連鎖販売特定利益1件4%40万円
発見できず11件41%45万円
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